ハッチング―孵化―のいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

父母姉弟の絵に描いたような幸せ家族をネットでアピールする母親。
一羽のカラスが迷い込み家内を荒らす。姉が取り押さえ、母親に渡すとあっさり首をへし折りゴミ箱に捨ててこいと言われる。
しばらくたちゴミ箱を確認するとカラスの死骸がない。森のなかで発見し、事切れる寸前で苦しんでいるカラスに止めを指す。近くに卵を発見。持ち帰って暖めてみると人間サイズのカラスの化け物が産まれる。
部屋の中で隠しながら育てていくとだんだん姉そっくりになっていく。
母親の彼氏の子供を姉カラスが殺そうとし、母親フラれる。ぶちギレた母親ともめてる内に姉カラスの存在が発覚し、母娘で殺すことに。
土壇場で姉カラスを庇った姉は母親に殺されてしまい、その血を啜った姉カラスは姉として完成する。


思ったより安っぽくてB級感あり。（申し訳ないけど）特に母親がアメリカのC級コメディドラマに出てくるビッチママにしか見えない。
母親に理想的な家庭を乱すものとして排除されるカラス。カラスの卵は嘘まみれの家族に対しての姉の疑念の種？初潮・生理＝成長の暗喩？抑圧された感情＝心の病気？よく解らず。
パッケージの仮面がほぼ出てこない。弟が１シーンだけ着けてた？別に弟は嘘の家族を演じてるつもりなんて無いと思うけど、、、映画が終わった後に撮った記念写真ってことかな？
お姉ちゃん視点の一方的な家族への不満を観させられてるような居心地の悪さがある。
もっと、姉カラス　VS　ママ　を観して欲しかった。被害に合うのは隣に引っ越してきた女の子と犬だけ。
姉カラスがE.T.っぽいキモカワ系。
女性監督が撮る母VS娘映画は嫌いじゃないんだけど、これはいまいち物足りない。