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ハッチング―孵化―のcyberiancorgiのネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

鳥ちゃんかわ〜恐怖のアンソロジーにもいた気がする。最後は諸々の累を感じる。奇跡的に脳内異文化クロスオーバー。醜が無垢を乗っ取る、って世界の共通の古典で根源は一緒って事で良いんだろか。成長とはそうゆうもんか。でもかわいいんだよ鳥ちゃん。
疑念、罪悪感、不信感、嫌悪、嫉妬、プレッシャー、孤独、ゲロ、負荷の孵化。こいつはくせえッー!生まれついて…じゃなくてたぶん最初は誰でも無垢で、醜い感情を身につけてゆくことが大人になることで、つまりみんな乗っ取られてる。
そんな感覚が世界の部分集合として既視感に繋がってthey live we sleepで、どっちの姿が本質かもう分からないの。
目を背けず問題を直視することでスパッと終われるのがキレイでよろしい欧米感。ハッチングのちょうど逆が家父長制のイカとクジラで。あれもラストに凝視してた気がする。イカれたクジラ。
誰かを幸せにしたいだと美しいのに、誰かに幸せにしてもらいたいだといきなりゲスく感じる。でも醜くてナンボのもんじゃ!が結局1番強いんじゃないか。生物的に。孵化も擬態も脱皮も毒も臭いも適応進化。鳥じゃ生温いからゴキとかにしなよ。お上品を捨てて。
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