14

ハッチング―孵化―の14のネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

北欧特有の鮮やかな色使いや主人公家族の表向きのきらきら生活とは裏腹に、最初から最後まで余りにも主人公の女の子が報われなくて辛い。とはいえ主人公の女の子も含めた家族全員が何処か根本的に狂っているような感じがする。残虐非道だが本当の意味で寄り添ってくれたのはあの鳥しかいないのかもしれない。
親の勝手に巻き込まれる子供を見るとあまりにも可哀想でイライラする。あの両親に親になる、子を失って泣く資格があるのだろうか。勉強ができない頭の悪さは仕方がないと思うが、人間的に頭が悪い人は罪だと感じる。自分を慕ってくれる人間の気持ちを平気で踏み躙り、それに気づくこともできないような人間にだけはならないようにしようと思った。 
14

14