Maki110

雄獅少年/ライオン少年のMaki110のレビュー・感想・評価

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)
4.0
え、私の知ってる獅子舞と全然違うんだが…!?
ほんとに中国の獅子舞SASUKE的な感じなん?
と観賞直後ググッたらまじで杭の上で舞うんですね。
作品のベースの文化がまず超人的。
さすがカンフーのお国。

アニメーションなのでさらに舞いが誇張されていて、豪華な装飾の獅子の俊敏な動きが楽しい。

や、舞い…舞いかなこれ?格闘技だったっけ?あ、舞いか…
とちょいちょい混乱するけど、それもまるっと含めてエンターテイメントとして楽しめた獅子舞競技会。

序盤は「あーはいはいスポ根王道映画ねー」と期待薄く観てたけど、すみません、面白かったです。

師匠の奥さんが美人優しい〜
てか18歳男子3人にそんなに飯食わせて家計大丈夫です…?(ハラハラ)

もちろん獅子舞の頭担当の主人公がエースではあるけど、胴体担当の猿氏が1番キツイんでは?
猿頑張ってるのおばちゃん分かってるからね(涙)という気持ちで観てた。

また、少年漫画的ストーリーだけじゃなく、中国の貧困層が辿る凄惨な境遇も描かれていて胸を突かれた。
床寝させられてたらそりゃ病むさ!

あと、中国の自然の背景CGの作り込みが壮観で気持ち良かった。

ラストの展開・画作りがめっちゃ格好良い!
エンディングもクールで好きだった。
Maki110

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