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キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性のminamiのレビュー・感想・評価

2.5
ドキュメンタリーは苦手なわけではないのだけど、作品によってはどうしてもドラマ性に欠けることもあり、途中でつまらなく感じてしまうこともあるので、これもそうなるんじゃないかと不安視していたけど杞憂だった。

現役の俳優や監督の生の声が反映された部分も多く、共感できた部分も学びになった部分もあった。

私はキャスティングディレクターがこんなにも映画製作現場から分断された存在だと知らなかったので(監督と相談しながら決めていくのかなーなどと思っていた)、この人たちのおかげで日の目を浴びることができた俳優たちの声を聞いて、本当にもっと評価されるべきだと感じた。

「その俳優を起用するかどうか最終的に判断しているのは監督だ」と言い張っていた監督もいたけれど、そんなことはキャスティングディレクターふくめだれしも理解していることなので、アカデミー賞もちゃんとキャスティング部門を設立してほしい。

まぁそもそも今年の授賞式のお粗末さから、もうアカデミーにはなんも期待などしないけれど。
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