このレビューはネタバレを含みます
安定の三木孝浩監督。
裏切りませんなー。
終盤まで普通の記憶障害物だったけど、そう来たかー!
参りました。 まんまと涙腺に来ました。
いや、主役の2人じゃなくて
主演は福本莉子さんですが、主役は古川琴音さんでしたヤラレタ!
ワンダー君は太陽方式でしたか!
2人の恋が中心ではあるけど、主役はむしろ親友ちゃんだったりお姉さんだったりの周囲を描く作品でした。
ヒロインの両親は特に何も無かったけど、そこまで描いちゃうととっ散らかっちゃうからかしらね。
途中まではね、ほんと、寝たら記憶無くなる系のそれで、男の子の方も実は難病でってゆー良くあるそれだと思ってたんですよ。
そしたら途中から(僕の中では)完全にポスターの2人は脇役になって、それを肴にした親友ちゃん(古川琴音さん)が主人公にバトンタッチしてました。
その役が古川琴音さんで良かった。
あと、お姉さん(松本穂香さん)ね。
日記を改竄するシーンにはやられました。
特に台詞とかでの説明は無いけれど、弟の意思を尊重して、弟の存在を自分の手で消していくという切なさ極まるシーン。
さすが三木孝浩監督。
お見事でした。
今作は、福本莉子さんが主演でとても良い演技をしていましたけど、物語とかひっくるめると完全に古川琴音さんが主役でした。(僕的には)
男の子の方は、なんか、ちょうど良い感じでしたね。
良い感じに一歩引いてた。
そうじゃないとそっちも重くなっちゃうものね。