HAL9000

窓ぎわのトットちゃんのHAL9000のレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.0
TLの評判通りとてもよく出来てました。出来すぎてるくらい。
色々と上手いなーって思って見てました。
途中までは良く出来てるけど、そこまで惹かれないなって思ってたけど、戦争が始まる辺りからグイグイと。子供視点で反戦描くの見事だなぁ。

校長先生ずるいくらいだよね。
本当にあんな人おったんか??ってくらいの人格者。
あと、服屋ごして帰った子のお母さんのシーンとか、一気にもらい泣きさせられるよね…。(今も思い出し泣き)

終盤の、トットちゃんが駆け出して行くところからの一連のシーンは本当に見事だった。

序盤からキャラクターの芝居がとても丁寧で、やり過ぎなくらいに凄かったよねー。
こういうの本当に大事だよなぁ。

あと、音楽も盛り上げるのにとても上手く機能してた。

全体的にとても良く出来ている作品だった。

ただ、僕の好みの問題だけど、
主人公のトットちゃんをそれほどは好きになれなかったので、その点でちゃんと乗り切れなかったかも。

内容的に、2クール位のテレビシリーズでじっくり見たい感じかも。

あ、あと、電車が来たシーン凄かった。
あの空気感凄いよね。あのシーンに限らず。

そして、その電車がなんの教室なのかがわかった時に涙腺が…。

はー。ほんと、良く出来てるなー。
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