ラーチャえだまめ

REBEL MOON ー パート1: 炎の子のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
4.0

『想像以上に「SW」と「7人の侍」が過ぎる』





どーもどーも1時間立ってるだけで翌日ふくらはぎが筋肉痛になりましたラーチャえだまめです。そんな1時間以上ずっと立ちんぼしていた理由がコレFilmarksさんの“ジャパンプレミア試写(レッドカーペット付)”に当選して先日ベルサール新宿グランドに行って参りました!Filmarksさんありがとうございます!!いやーてっきり先行試写だけかと思って軽い気持ちで行ったらドでかい会場の中に特設ブースが並び衣装展示やら無料ケータリングやらゲームやら何やらとんでもクライシスな規模の特大会場で?目の前でペ・ドゥナ&ソフィア・ブテラ&エド・スクラインに監督のザック・スナイダーまで拝めるという目の保養だけでなくサインまで頂けるとは……泣


そんな彼が今回日本ならぬ“アジア先行試写”を引っ提げてやってきたNetflixが社運を掛けたかどうかは定かではないザック×ネトフリによる一大プロジェクト、近年名作続編・アメコミ原作だらけの“既視SF映画”に“完全新規オリジナル”で物申す巨大“スペースオペラ”の、映画史との闘いの火蓋が切って落とされてしまった


【REBEL MOON パート1 炎の子】……!!!若干J・K・ローリング臭がしなくもないいえいえ列記としたザックが“構想20年”以上を費やし、彼のこれまでのフィルモグラフィはすべて今作を作る為にあった??完全オリジナル新作。「ザ・クリエイター」でもそうでしたが今のご時世、完全新規のSFを作ることがどれだけ難しいことか。それをザックは幼少期からずっと温めていた“伝家の宝刀”を今まさにこのタイミングで抜いてきた、これはある意味必然かもしれない「VFXの魔術師」ザック・スナイダーがこれまで描いてきた数々の作品、そこで培われた英知を全て結集させ壮大なSFファンタジー世界を描いてくれた……私的にはその“偉業”だけでも素直に讃えても良いではないか??彼の作る空想科学セカイが観たい……そんな訳で今回12月22日の配信より一足早く拝見させて頂いたわけですが


相変わらず「画」に凝り過ぎろザック……もう脱帽からの脱糞レベルの





画力200%の世界へようこそ





え、これが劇場作品じゃなく“配信オンリー”とかマジで頭バグってん?これが「グラフィックノベル風映画」の「最終形態」。これはもう“ザックでしか描けない”彼以上にVFXの扱いに長けた監督がいるだろうか?本来の使い方であるVFXを現実的な「リアリティ」に寄せるのではなく、暗くダークな色使いでVFXの「味」を最大限に引き立たせる才がまたしても爆裂。彼くらいなんだよなぁーVFXを“絵画”を見るように舐め回せるのは……


そしてその映像世界はまさにこれまでのザック作品の「総集編」と言った感じ。詳しくは控えますがとある“飛び立つ”シーンがまんま「マン・オブ・スティール」だったり、「エンジェルウォーズ」的なアクションに、ちゃんと「300」のスパルタ風世界まで出てくるのだから、もう完全にザックのおせち料理状態。彼のこれまでのフィルモグラフィを観れば観るほど類似点、否本作が彼のこれまでの世界を“全て吸収して出来ている”ことを実感出来るかと!!




↓ブログにも感想あげました↓
https://www.edamame-movie.com
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