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REBEL MOON ー パート1: 炎の子の千年女優のレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.0
はるか彼方の銀河、精鋭部隊インペリウムを擁して近隣宇宙を支配する軍事国家で国王暗殺とそれに乗じた元老院議員バリサリウスの台頭で混乱に陥るマザーワールド。辺境の惑星に身を隠す元インペリウムで軍の横暴を見過ごせずに立ち上がった女戦士コラが多士済々の仲間を集めて反乱軍と共に巨大勢力へ立ち向かう様を描いたSF映画です。

数々の話題作を手掛けた後にDCEUを立ち上げるも大きすぎる期待に応えられずにシリーズから降りたザック・スナイダーが、復活をアピールした『アーミー・オブ・ザ・デッド』と同様にNetflixで製作したスペースオペラの第一章で、スターウォーズや黒澤映画にインスパイアされた物語を活躍の場を広げるソフィア・ブテラの主演で描きます。

製作費1.6億ドル超というビッグバジェットのスペースオペラに期待高まりますが、序章とは言え紹介と説得が繰り返される仲間集めには起伏がなく、かといって掘り下げや見せ場も乏しい腰の重い立ち上がりです。スナイダー節の「デザイン」は流石でも、オマージュと言うにはあまりにもありふれた設定と物語に続編へも不安が募る一作です。
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