このレビューはネタバレを含みます
ﾃﾞｰﾝﾃﾞｰﾝﾃﾞｰﾝﾃﾞｰﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!!
待ちに待ったジョーダンピール監督のSFホラー？NOPE！！！
めっちゃおもしろかった！！！大満足！！
いつも通り社会風刺も効いていたけど、エンタメ的な要素も多く緩急がついていてジョーダンピールがコメディ畑出身だということを思い出しました、、、あとオタクだしオタクですよね？やっぱりジョーダンピール監督すきです。
テーマはざっくりvs支配＆搾取／相手や自然を理解して共存していくということ、と私は受け止めたけどどうだろう、、、
主人公を中心とした主要な登場人物が有色人種、夢追いびと、ブルーカラー職、子供、動物、とか搾取される立場になっており、誰かを搾取したり犠牲にしながらなりたつ社会や映像、映画業界構造を批判しつつ、それでも映画の歴史・過去作品に対する敬意や撮る喜びがバチバチに溢れていてよかった
笑わせにくるネタやオマージュがちょいちょい出てきたり、手回しカメラとか過去の撮影技術が活用されるのもおもしろい 度々出てくる小屋越しに外を映してるシーンなんかもゾートロープ的でたのしい カラフルな旗が飲み込みづらいから弱点とか皮肉が効いててすき
作中で"間抜けな風景だな"と言われていたシーンがあったけど私はあのシーンちょっと泣きそうだったよ…
反面、アレは使徒だし、あのタイミングでアレをもってくるのはずるい。みんな絶対笑っちゃうでしょ、、、、緩急のバランスがうますぎる あとやはり嫌な音の使い方が天才
ひいひいひいひいおじいちゃん同様、今回もあの勇姿や名誉が歴史に刻まれることはないのだろうけど、それでも……！という気持ちの良いラストであった
個人的にはゴーディくんと、マイケルウィンコット演じるやたらいい声の変態カメラマン・ホルストがすきでした
気が早すぎるのですが、ジョーダンピール監督の次作がはやく観たい
本当ファンです
