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まむしの兄弟 恐喝三億円のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

まむしの兄弟 恐喝三億円(1973年製作の映画)
3.3
シリーズ6作目。また前作の山下耕作と同様、監督の鈴木則文のカラーが色濃く出ている作品であり、また下品な作品(褒め言葉なのか?)でもある。後年の鈴木監督による『トラック野郎』に通ずるところもあったりする。あれっ?勝は?いきなり冒頭からゴロ政と対抗するかのようにバアさんがズラリ横並びになっての立ちションが圧巻で強烈。前半後半で随分違った感じ。所々に挟み込まれるコミカルな描写もかなりぶっ飛んでいた。回転ベッド上でのシンナー遊びとか。あと、そしてこれは何と言っても幼い頃に5円で売られたマオ役の松方弘樹が良い。日本人でも中国人でもない無国籍な生い立ち、主人の言うことは絶対と教えられ感情を押し殺して生きる寡黙な役どころでなかなかかっこいい。3億円強奪。やっぱり無敵な2人。
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