まむしの兄弟 恐喝三億円の作品情報・感想・評価

まむしの兄弟 恐喝三億円1973年製作の映画)

製作国:

上映時間:88分

ジャンル:

3.9

「まむしの兄弟 恐喝三億円」に投稿された感想・評価

バスから降りた老婆の集団があぜ道に一斉に小便をかますという汚すぎるOPが象徴するように、しみったれた前作『刑務所暮し四年半』からの反動か、本作は非常に娯楽性の高い仕上がり。
監督が鈴木則文という事もあり、下品ネタといい爆走トラックといい、『トラック野郎』に近い雰囲気になっている。
中盤からは、松方弘樹演じる用心棒が雇い主に逆らい、令嬢を連れて逃避行、という謎の展開に。

用心棒は「5円で売られ、奴隷のように生きてきた残留孤児」という、まむし2人と似たバックボーンを持っている。
意気投合した「3人のまむし」と1人の女が組んで3億円を奪い取る、という燃える展開になっていく。
『流亡の曲』に乗せた『俺たちに明日はない』よりさらに過激なラストは必見。
しかし『毒婦お伝』やら『ジーンズブルース』やら、東映版『俺たちに明日はない』は一体いくつあるのか。
C

Cの感想・評価

4.0
まむし兄弟の無教養過ぎるところがあまり好きじゃなかったけど、面白かったー。マオ、誰かと思ったら松方弘樹か…かっこいいなあ。
冒頭の、バスから降りてきた大勢のお婆さん達の放尿シーンぶっ飛び過ぎてた。ほんと発想がすごいなあ
5円で売られた兄ちゃんが3億円カツアゲるなんて面白いやないかいの所からの下りはぐっときた
t

tの感想・評価

3.6
当たり屋で儲けた300万円の使い道がまずトルコという、アホだが情に厚いチンピラ2人組。松方弘樹演じる不法入国者の扱い、乱行中にドラッグでキマるシーンなど、現代では圧倒的NGであろう容赦なさにビビる。
カーチェイスなど見所あるが、ババア集団放尿シーンが強烈すぎてそこばかり残りそう。
myg

mygの感想・評価

3.5
アホだなーと思いつつ、赤富士手前に拷問受けてた兄弟が赤富士目掛けて突進していくのに盛り上がったり。民夫のかわいさは強奪トラックにしがみついたとこかな。
同監督『兄弟仁義 逆縁の盃』同様、母が恋しいヤクザ者を扱った作品だけど、こちらは格段にバカバカしい作り。

中国人の母に捨てられたマオ(松方弘樹)が「オレは日本人じゃないぞ」と言うとマサ(菅原文太)が「国籍なんて関係ねえ」と返すやりとりが、今の社会事情のせいか何てことないのに心に残った。
このシーンのイントロで赤いスポーツカーのドアをバタンッとカッコ良く閉めるアップがあるけど、どう見たって半ドアなのがすごく気になったのは私だけではないはず。明らかにわざと(それとも過剰な早撮り?)なので、こういう謎な演出も凄いなと思った。

どうしようもない下ネタを含むバカバカしいギャグとスプラッターな殺陣が平行して描かれるけど決してそれらは交わらない。そこが素晴らしい。

現在流行りの映画によくある、例を挙げるなら『デッドプール』(洋画ですけど)のような、主人公がギャグを飛ばしながらスプラッターに人を殺す反吐が出るような下品な演出はいつからトレンドになったのか。今の映画製作者は本作を観て反省していただきたい。

と言ってはみたものの、そんなに好きな映画ではありませんでした。
人間

人間の感想・評価

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2016.09.11@シネマヴェーラ渋谷
2015.06.13
やっぱり自分は菅原文太といえば星桃次郎とまむしのアニキです。
無鉄砲で無教養、トルコ命の情に厚い男よ。
あぁ、兄貴ィ...

このレビューはネタバレを含みます

鈴木則文の爆笑だよ!おっかさん!恐喝三億円!



鈴木則文脚本(他一名)監督。    

方言丸出しの頭の弱い兄貴、菅原文太  

鋭い 突っ込みで兄貴をサポート、弟ぶんの川地民生。  

二人のデコボコチンピラが、トラブル解決バディムービーシリーズ、「まむしの兄弟」

本作鈴木監督の

恐喝三億円

まさしくタイトル通りのどでかいタンカを切り出します。

冒頭思いっきりびっくりする下ネタを繰り出します!必見!

鈴木監督のよくテーマになる

「おっかさん、母」

が物語の鍵となります!

さながら2人は漫才コンビのようです。(大映「悪名」シリーズをめざしたか?)

他まむしシリーズは、違う監督さんで多作されますが、

笑い度が高いのは鈴木則文に有り!

2009年3月6日レビュー

追記
このまむしシリーズで1番好きというか、あまりにもナンセンスで爆笑した恐喝三億円。

これだから東映70年代はあなどれません。

他のまむし作品、わりと硬派な感じなんですが、則文の本作は

ギャグの放り込み方が良いです!

ヒット作になり続篇次々製作された本作。

そのなかから、ビデオで借りて爆笑ホロリの1本でした!

ブンタあにぃと軟派カワチのバディ恐喝!みたってな!
神

神の感想・評価

4.2
新文芸坐で鑑賞。
集団婆さんの田んぼ放尿とカーチェイス。鈴木則文監督最高。
シリーズ第6作目。
まむしの二人の馬鹿っぷりが、熟れて来ていい感じです。当たり屋をして手に入れた300万の小切手で豪遊する二人。高級レストランで小切手は困りますと言われ「そうけ!勘定いらんのけ!」と、ただ食い。使っても減らない魔法の小切手!そして、今回のゲスト。中国で5円で売られた下賤の松方弘樹。もうね、放送できません。終始二人はラーメン人やら5円の兄ちゃんって。(笑)
トラック野郎、鈴木則文監督のスピード感たるや圧巻ですよ。
まあ、いつもの如く二人で組織を皆殺し。エンディングはいつもと違うズッコケパターン!!底抜けに明るい、軽犯罪映画です。
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