この映画の予告「メン100%ミニ巾着も付いてくる」って抑揚のないムビチケのお知らせに笑っちゃったのと、林檎が落ちているポスターが幻想的で可愛かったので、ホラーだけど観に行くことにしましたw
私はA24があまり得意ではなく、ミッドサマーもそうだったんですが今回も何これ?の嵐でした。
ホラーというよりグロテスクファンタジーという感じで、不気味で奇妙な夢を描いたような映画というのが第一印象です。
夢は現実の情報整理と言われていますが、夫の死や友人とも関連が強かったからかもですね。
嫌いかと聞かれると嫌いじゃないし、だからと言って好きとも言えない。
うーん。
テーマはミソジニーなんでしょうか?
同じ顔というのは男性性を表現したのかなとぼんやり考えながら観ていました。
見どころはグロさとイギリスの田舎の風景の美しさ。
水分を含んだ緑の濃さが本当に美しく、ずっと観ていられると思えるほどでした。
一方は穏やかな田舎の風景、振り返れば廃屋という場面から、同じ場所にいても視点によって逆の世界が存在しているんだと感じました。
教会の石像の表裏、男女というものも。
ただ、この石像シーラ・ナ・ギグが魔除けとは一体なぜ?
いつまで続くのかと思える映像もいつしか見慣れてしまい、眉間に皺を寄せてるヒロインと同じ顔して観ていたように思います。
何これ?の連続でしたが、個人的にはハァハァしてる神父がマジでキモい。
いそうですもん。
ラストの映像を見て、あぁこの世界はまだ続くのだなと思いました。