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MEN 同じ顔の男たちのtyのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

男は気持ち悪くて哀れで独りよがり
だよねっていうのが主題…で合ってますか?

主人公はずっと旦那を死に追いやった事に罪悪感を覚えていた…んだけど正直"男"の腕にナイフぶっ刺した時点で吹っ切れていると思います
だけども"男"はまだまだ諦めない。割れた腕を「罪悪感」としてこれみよがしに見せつけます。君は僕にこんな酷い事をしたんだよ!だからセックスさせて!と迫り続けます

そしてラストシーン…迫力すんごいの!
男の「ほら!妊娠!出産の苦しさ知ってるよ!」「お前はなんで妊娠しないんだ(これもまた罪悪感の押し付け)」「だからセックスさせて!」の連打
そこからの主人公のあの呆れ果てた表情…これがもうこの作品の全てだと思いました
「(なんか勝手に苦しんでるしめっちゃ気持ち悪いけど)…結局あなたは私に何を求めてるの?」からの回答が「愛だよ」って…
もう…本当に男って哀れで独りよがりだね…
かくして主人公"女"はこんなにも馬鹿馬鹿しい"男"から解放されましたとさ。めでたしめでたし…

なのかな?
私は個人的には悪役は最後まで悪のまま死ぬのが好きなので本作の"男"は好きでした。実際、徹底して気持ち悪くてマヌケで哀れで独りよがりに描かれてました
対して主人公が意外と嫌な人として描かれてます
パッと見は完全に「男批判」がテーマに見えますが、、、実は過剰なほど男を気持ち悪く描いたり男はみんな"同じ顔"に見えたり、加虐・殺害するという「フェミニスト体験映画」も裏テーマかもと思いました

結局、冒頭で描かれた人間のいない自然が一番美しいってコト
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