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グリーンブックのtyのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう男の"弱さ"が見える所が凄く良い
リップは(ズル)賢くて強くて家族を愛し愛されてる。顔も広い。実は最初の客をぶん殴る演技から意外に暴力がしたくて"安全保障"をしている訳では無いと伝わってくる。銭に困るも大丈夫だと強がる。"男の強さ"を求められて答え続けているけどその実それに答えようとしている時点で健気で弱いんだよね。この弱さが見え隠れするこの表情、俳優て凄いんだなぁ。これが愛らしさって事だよね。初めてドクターの演奏を見るシーンの「こいつめっちゃ天才やん!」も良いんだよね〜結局圧倒的な実力を前にすればその他の事なんて無関係なんだよな。吹き替えで見たけど大塚芳忠がドンピシャすぎる
ドクター・シャーリーは紛うことなき天才で世間的に評価もされているけどもうすっごく孤独なのよ。ケンタッキーフライドチキンを食べるシーン。リップ「食ったって死にはしない!」きっとドクターはチキンの骨と一緒にドクターの中にある偏見を捨てたんだろうな。けどドクター自身の偏見が取れても世間の偏見は取れる訳じゃない。モーテルで酔ってバーに行くシーンはドクターのもしかしたら…という淡い期待…なんて孤独で哀しい男なんだ、もう黒人でもないし白人でもないんだね。リップに依存するんじゃなくて互いに良い影響を与えて成長する、おいおい最強かよ。
ツアー最終日のオレンジバードでは(人生を)戦い続けたふたりの強さが出ててカタルシスが凄いの
からのクリスマスパーティー、、、こんなに幸せなことある!?
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