トランスマスター

MEN 同じ顔の男たちのトランスマスターのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.0
♯64 キモ男 無限転生

舞台はイングランド
主人公のハーパーは夫ジェームズの転落死を目の前で目撃して心を病んでしまう。彼女は心の傷を癒すため、イギリスの田舎を訪れます。そこで待っていたのは豪華な屋敷の管理人ジェフリー。
廃トンネルで全裸のヤバいおじさんに追いかけられたハーパーは911通報して一件落着。
その後彼女は町へ出かけると、お面少年、牧師、そして警察官など、出会う男たちが管理人のジェフリーと全く同じ顔であることに気付く。トラブル続きで精神が参ったハーパーら友達に助けを求めたが屋敷まで車で4時間かかってしまう。果たしてハーパーはこのイかれた世界から無事生還できるのか…。

◆良い点/注目ポイント
・私はゴア描写耐性があるので、どんな映像も余裕ですが、さすがに今回の寄生獣のミギーのような左手は、目を背けました。
・謎のタンポポ男、りんごの木、廃トンネル、教会のエロいレリーフなどこれは何か有る!と身構えていると何の伏線も回収されませんでした。
・主人公のハーパーは、無印◯品で洋服を買い、オーガニックな物を食べてそうな女性なのに、包丁や斧をためらわず使うヒステリックな切り裂き魔です。

◆改善点
・私は映画を見終わった後でもジェフリーとお面少年と牧師と警官の顔が同じ事に気づきませんでした。ハーパーにはもっとリアクションをして欲しかったです。

◆総括
・後半の脱皮が全てをぶち壊したと思います。ハーパーの妄想がエスカレートしていき最終的にアサイラム精神病院に入院というオチの方がしっくりきます。

A24作品をフルコンプしたい方にオススメです。

-2024年64本目-