ばきちゃん

リボルバー・リリーのばきちゃんのレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
2.9
はじめは大正ロマンを思わせる、街の風情や、綾瀬はるかの美しい姿に郷愁漂う映像を期待したのだが、そんな感じではなかった。なんだか血生臭いシーンがとても長い。敵の追跡をどんな方法でかわし脱出するのか?スパイ映画みたいなあたりは面白くもあったのだけど、結果としては、暴力と銃撃のシーンがやたらと長くて、食傷気味。長い割に、あの拳銃でそんなに玉もつの?とか、リアリティーが感じられない上に、アクションシーンが華麗でもなかった。が、綾瀬はるかとシシド・カフカは、なかなか魅力的だった。実はこれは反戦映画なのかもと思い、それはそれで評価してもいい。が、陸軍海軍の軍人たちが、情けなさすぎて、これじゃ国なんて守れないだろとツッコミたくなった。登場する軍人役がどうにもセリフも存在も軽くて残念。アイドルグループの子、お笑い芸人のキャストに首を傾げる。謎の鍼灸師みたいな老婆と工員を装って秘密文書を盗んだ男は、必要だったのか?原作があるみたいなので、読んでみたいかもとは思った。どんな原作がこんなふうに脚色されたのだろう?もう少し面白くできたのでは?という気もするからだ。鈴木亮平がシークレットキャストだと聞いてたので、いつ出てくるか?と、それでスクリーンから目が離せなかったけど、それがなければ、途中で眠ってしまったかも??という気もしてる。ごめんなさい。
ばきちゃん

ばきちゃん