ばきちゃん

るろうに剣心 最終章 The Finalのばきちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
今回も死闘死闘の連続。剣心のかつての妻巴の弟縁(えにし)の復讐劇が主な物語。演出なのか?前回作から何年か時が経ったせいか?剣心の無垢な感じが薄れた印象を受けた。終始俯き猫背半眼の剣心の表情が暗い。自分のやってきたことが原因で、民衆を巻き込む大事件になってるのだから、その辛さ苦しさは相当なもので、無邪気になどなれるはずもないのだけど、ちょっとおバカな感じが可愛かったのに、と少し残念に思う。そんな剣心の苦しみに共感して、これまで、敵だった者たちが剣心の仲間として共に闘うという展開は、胸熱だった。そして初めて語られる剣心の切ない過去が泣ける。巴役の有村架純が無表情ながら儚げで、新田真剣佑演じる縁の執念も凄まじく、江口洋介、青木崇高も健在でエキサイティング。時代に合ってるのかわからない、怪人のような装束の上海マフィア団とその一味が湧き出してくる中、終わりの見えない最後の?闘いに挑む剣心の逆刃刀。その剣を納める日はやってくるのか??ますますドラマチックな展開だ。真剣佑の青筋立った筋肉は本物なのか?迫力ある殺陣は臨場感たっぷりで、今回も興奮した。
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