シネフィルFUKUHARA

UTAMA ~私たちの家~のシネフィルFUKUHARAのレビュー・感想・評価

UTAMA ~私たちの家~(2022年製作の映画)
3.8
とにかく 凄い景色。高原、リャマそして地平線!
富士山より高いボリビアの高地にある小さな村は標高4,000メートルを超える土地にある。
出演者はプロの役者ではないはず。
監督はスチール写真家。だからこその映像美。でも、その映像からは干ばつに見舞われ、ひび割れた大地のこの土地で生きる人々の過酷さが伝わってくる家族ドラマが描かれる。
『MONOS 猿と呼ばれし者たち』(2019)での南米での撮影ベテラン精鋭部隊が今回も集結。


少しネタバレ↓






ボリビア、ウルグアイ、フランスが製作国で舞台のボリビアは国の正式名が「ボリビア多民族国」といい言語も一つでは無い。日本には馴染み無い地域だが大切な物は世界共通。
「じきに雨がふるさ」、「もうすぐ雨がふるわ」、「この土地からは出ない」等、印象的なセリフと圧巻の景色。
※劇中 赤ちゃんの鳴き声が度々聴こえるがそれはリャマです。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022
国際コンペティション