好感度を全く回収しようとしないヒール役の田中圭。
相変わらず、めっちゃ攻めてます。
歪んだ愛だけど、そこには愛が確かにあった。
自分の大切なものを自分で壊していく正木竜之介が切なくて苦しかったです。
狂ったまま加速していくホラー感。
ひとクセある田中圭好きな田中圭ファンのための正木竜之介。
ヒィって声が漏れそうなほどビジュアル最高でした。
あとワンカット写してくれたら、さらにいい仕事したと思うのに、あのまま終わるのは名残惜しかったです。
車が大破したのを見た瞬間の圭くんの顔が見たかった。(熱望)
私的には大満足です!
(他の人は知らんけどw)
まず最初に登場の時から、めちゃくちゃカッコ良かったです!
ビブリアの笠井さんや、コールドケースの朔太郎など、
イケメン役の時よりも、ヒール役の時のほうが本気で惜しげもなくカッコ良さを出してきますよね!
ビジュアルの良さで凄みが出て、余計にゾッとします。
正木竜之介は、とても厳格で完璧主義な人。
執拗で、緻密、その分努力もしてきたはず。
計画通り25歳で一級建築士になり、30歳で父の会社を従業員100人の会社に大きくした。そして、自分の子供に会社を継がせたかった。(うろ覚え)
緻密に設計図を書くように、自分の人生も緻密に設計してきた人。
瑠璃が子供を産めないとわかったことで、自分の人生の設計図が狂ってしまう。
そこで『子供はなくても、君がいればいい...』と言うどころか『とんだハズレクジだな!』と罵る竜之介を見て、
瑠璃は自分の引いた設計図の1本の線でしかないのだと戦慄しました。
きっと離婚も正木にとっては完璧な人生からはみ出るもので、
瑠璃が死んでくれたら体よく再婚して子供ができ、自分の人生が設計図通りに修正できて、幸せになるんじゃないかとさえ想像しました。
でも、実際の正木は、瑠璃を失ったことで、今まで積み重ねてきた全てを投げ出してしまう。
自分が必死に守り続けてきた価値観よりも、瑠璃への愛が大きすぎた正木に泣けました。
歪んだ愛だけど、そこには愛が確かにあった。
自分の大切なものを自分で壊していく正木竜之介が切なくて苦しかったです。
狂ったまま加速していくホラー感。
結果、愛する瑠璃を二度も殺してしまった正木(泣)
瑠璃が電車に跳ねられた瞬間の正木の顔!壮絶でした。
田中圭劇場でした(泣)
だからこそ、二度目の事故でまた瑠璃を死に追いやってしまった瞬間の正木の顔をドアップで見たかったです!
『絶対いい仕事をしたはずなのに、もったいない』と、あそこで終わるのが名残惜しく思ってしまいました。
もう一回ぐらい、ゾンビのように小さな瑠璃を追い詰める正木竜之介が見たかったな(笑)
瑠璃をよく見ているから、気づいてしまう。気づいてしまうからこそ、傷つき激昂してしまう。
DVはアカンのだけど、田中圭モンペなので可哀想でしかたがなかったです(悲)
救いようのないヒール役のオファーを受ける圭くん。
好感度とかクソ喰らえな感じで役を生きる圭くん。
相変わらず攻めててカッコいいです。
映画は、本当に泣けるいい映画でした。
マスクを突き抜けて、あごの下まで滴るほど泣きました。
一夜明けて、二重の方の目が奥二重に、奥二重の方の目が一重になってます。(どうでもいいご報告)
エンディングの曲、架純ちゃんの声みたいで、クレジットをガン見していました。
役名でRuri。
きっとファンのみなさん、今頃テンション爆上がりですよね。
手塚翔太クレジットの会いたいよを思い出しました。