愛の田中圭特化型レビュー

耳をすませばの愛の田中圭特化型レビューのレビュー・感想・評価

耳をすませば(2020年製作の映画)
5.0
耳すまファンじゃないので、この映画だけを見ての感想です(主に田中圭さんについて)

映画としては、原作未読、アニメも見たはずだけど記憶にない、という立ち位置で見に行ったので
本質を理解していない部分もたくさんあるのでしょうが、とても眩しくて心から泣ける素敵な映画でした

こんな素敵なものを見せてくれて、ありがとう、という感じです(号泣)



田中圭さん演じる児童文学作家の園村真琴は、

ぽやぽやな喋り方

ガーリーなファッション

ぽわんぽわんのパーマヘア

ビジュアルに反して、予告での言葉は怖いのかな?と思ったけど、
映画で前後の繋がりを見ると
怖い言い方ではなく、作品へのひたむきさと、雫に裏切られた思いから出た、辛い気持ちを吐露した言葉でした。

出会った頃の雫は、自分の気持ちに正直にまっすぐ向き合ってくれていたのに、
パワハラ上司の元で、自分の気持ちを押し殺すことを身につけてしまった雫。

きっと雫も、園村先生の作品を上司の指示で手直しする前の方が良かったと思っているはずなのに...それが園村先生にも伝わっていたのに

自分の思いとしてではなく、人の口を使って、周りの意見として、園村先生に手直しを求めてしまう。
その上、出来上がったものにも、自分の言葉で感想を言わない。

真摯にひたむきに児童文学や自分の作品に向き合っている園村先生には、変わってしまった雫のことが不誠実に感じたんじゃないかな?

園村先生の衣装にはプロデューサーのこだわりが。

このお話を聞くと、あの衣装に深い意味があったことがわかって、納得。

以下のリンクは、ロケーションジャパン公式記事、松竹・西麻美プロデューサーのインタビューです

http://locationjapan.net/interview/mimiwosumaseba/

(記事抜粋)雫ちゃんの仕事の部分は完全オリジナルなので、そこで彼女を取り巻く人たちもそれぞれキャラ立たせたいなと思い、作家役に田中圭さんを起用しました。監督曰く、児童小説を書くほどの彼の純粋さを出すために、服には頓着はあるけれど、世間からずれているという雰囲気を、衣装でも表現しました。
出典:ロケーションジャパン西麻美プロデューサーインタビュー


ロケ地が日本だったのも驚きです。

他にも素敵なエピソードがたっぷりの記事です。

私的号泣ポイントは、ずっと気難しい顔をしてチェロを弾いていた聖司が、
雫の素朴でまっすぐな歌に合わせて、心から楽しそうにチェロを弾いていた姿。

チェロを弾きながら、クシャクシャの笑顔で笑った瞬間に、
聖司のピュアに幸せそうに音楽を楽しむ姿に泣けてきました。

だーりおと、裕貴くんも良かったなぁ

あの撮影、楽しかっただろうな😊