大きく分けて3つの話が交互に展開して行く中で、それがホテルのラウンジのシーンでひとつにまとまって行く感じで、その時々は「ん？」と思うセリフや場面も上手く回収されてラストに向かったと思う。
バラバラな時系列もわかりやすくて混乱することなく見られた。
ちょっと東野圭吾さんの『秘密』を思い出すような部分もあったけど、あの作品が旦那目線1本で進んだのに対して、この作品はそれぞれの目線がバランスよく振り分けられてるので、その分感情の移入がそれほどできないというのはあった。
(役者さん名で記すけど)大泉洋さん目線の哀しみ、目黒蓮さん目線での切なさ、有村架純さん目線での辛さ、どれか1つに振り幅を大きくしていたらまた違った作品になるし、それは何度も手垢の付いた展開になってしまうので、この作品ならではのバランス配分が内容をわかりやすくしたと思った。
ちょっと端折ってるなと思うとことかもあったけど、辛うじて脳内補完できたかな。
あと、大泉洋さんの会社の部長さんがすぐに1杯やりに行きたがるのがよかったw
