甘口映画

PERFECT DAYSの甘口映画のレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.9
いい場面、後からも思い出しちゃう場面がたくさん。

柄本時生さん演じるタカシとダウン症?のお友だちのやり取りがすごく好き。
「それだけかぃ」ってw
ちょっとだらしない所あるタカシだけど、悪い奴じゃないしやればできる。←けどお金は返したのか?

石川さゆりさん演じるスナックのママ。
目配せ一つにも色気があって、すごく綺麗ってわけじゃないけど、あんなママさんのやってるお店行きたくなるよね。
歌すげー上手いし(まぁ当然かw)

座っただけでいつものチューハイが出てくる居酒屋とそこの店長さんの出迎えと送り出しもいいなぁと思ったし
野球観てる常連さんの会話も楽しい。
「金で勝利買って嬉しいのかよぉ!」
金で勝利を買えてないチームのファンとしては思わずニヤリ。

平山さん、口数少ない(と言うか、ほとんど喋らない ノッポさんレベルにw)
けど、感情は表情でしっかり周りに伝えてる。優しさも。
タカシにお金貸したり車もなんやかんやで出すし
そして妹を優しくハグしたり。
アヤも頬にキスしたくなるんだろうなぁ。
その後の平山さんの銭湯での笑う目と湯船に隠れた口元のシーンの微笑ましいことw

他にもSpotifyはどこの店なのか?
アヤのスマホに目を丸める平山さん。
平山さんの日々の丁寧な仕事ぶり、仕事行くまでのルーティン。
街の老人と言葉を交わさなくてもいつしかほんのりわかりあえる「この街で生きる者」の共有感。
何も言えなかったけど、手を振った迷子。

「こうなりたい」とか「これでいい」とはちょっと違うけど、「こうありたい」と思わせる平山さんの姿と美しい東京の景色とそこで生きる人たちの風景。

あと、けっこー笑えるシーンも多かったw
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