このレビューはネタバレを含みます
面白かった。 ホラーだけど少しコミカルだったり、ゴリゴリの恐怖よりも不思議だったり不穏な感じもあったりで。先が見えなくてドキドキした。 舞台挨拶での監督さん古川琴音さんや松大航也さんの話を聞いて色々と腑に落ちた。 あの不穏な雰囲気を出せた理由なんかも。
指舐めのシーンとか弟がのたうち回るとことかあの『パンツ1丁の人』(←舞台挨拶でこう言われていた)の家を出てからの彷徨いっぷりとかもう狂ってて最高だった。
山の中の叔母がしたアフリカの話で「この人はまともなのか?」と思ったけどその後しっかり狂ってて素晴らしい。
上映後に舞台挨拶で下津監督が「あの叔母さんのシーンにメッセージを込めた」と言ってたけど、そこはすごく伝わって来た。
また、監督が「誰しも思い当たることがあるのでは」と言ったときに多くの観客が頷いているのが印象的だった。
「あぁ、みんな多かれ少なかれ同じこと思ってるんだなぁ」って。
舞台挨拶での古川琴音さん、すごく顔が小さくてとても綺麗。
やっぱりプロの女優はすごい。