小雨

イル・ポスティーノの小雨のネタバレレビュー・内容・結末

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

目が溶けそうなくらい泣いた。
不器用に生きる主人公マリオは郵便配達夫となり、島に亡命してきた詩人パブロ・ネルーダとの交流、そうして別れが描かれる。
詩人を神様のように純粋に慕ったマリオがとても愛しくて、悲しくて、忘れられない。
離れてしまった二人は戻らないけれど、あまりに大切なものとして残りつづける。こころに、というよりは、どこかにぼんやりと影みたいに、遠景のように、そうであってほしい。
くりかえし観ては何度でも泣いてしまう、大事な一本。
小雨

小雨