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かがみの孤城のガブのネタバレレビュー・内容・結末

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファンタジーが始まって、ここはちょっと唐突感があり過ぎて、最初は、こころの妄想なのかなとも思ったんだけど、そうではなさそうで、、、

皆んなで学校で会おうってなった辺りから面白くなってきたかな。

ただ、いじめがテーマだとリアルな問題なので、それに対してファンタジーでは本質的には解決しないので、ちょっとどうなんだろうっていうのはあるんだよね。

ルールを破るぐらい追い込まれたアキがどうやってあの環境を生き抜いて、あぁいう感じに成長出来たのかが、ごっそり抜けてるので、ちょっと違和感が残る。
記憶が残ってたみたいだから、それを糧に頑張ったのかもしれないけど、乗り越えた場面みたいなのは描いて欲しかったかな。

あとはやっぱり孤城の唐突感かな、ファンタジーだと現実とファンタジーの橋渡し的な現象や存在があるもんだけど、なんの脈絡もなく突然に鏡が光って、しかも登場人物が皆、実際この物語の中で人として生きてる人なので何がどうなってああなったのか、きっかけが一作目の「CUBE」並みに不明過ぎた所かな。

とはいえ、時間が関係してる物語は好きなので物語としての仕掛けは楽しめたかな、「真実はいつも一つ」は反則では?笑
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