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エドワールとキャロリーヌのメルのレビュー・感想・評価

エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)
3.8
無名ピアニストと上流階級出身の妻のある一日。

質素なアパートで暮らす2人は妻の叔父が開く社交界のパーティーでピアノを披露するために準備中。

夫は一張羅のタキシードのベストが無い!と言うが、妻は自分のドレスが毎回同じなので頭がいっぱい。
2人の気持ちが少しずつズレていく。

この2人、仲は良さそうに見えるけど全くタイプが違うし、妻はどう見ても我が強そうだ。笑
果たして夫はパーティーで無事にピアノ演奏をやり遂げられるか?

喧嘩をした時って、最終的にはどこまで相手の気持ちに配慮してあげられるか…が分かれ道よね。
親族からこの結婚は反対されてたんだ!なんてお互いが言い合う様ではこの先も毎回喧嘩のたびに別れ話が出そう。

パーティーに集まる社交界のメンバーもそれぞれに個性的だったけど、アメリカ人男性が周囲とは一味違った発想の持ち主で色々な意味で救い主でもあった。

夫役の俳優はヒッチコックの「知りすぎていた男」で背中にナイフ刺されて死んじゃうフランス人スパイのあの人だった!
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