左翼プロパガンダ感が否めない。
はじめて知ることも多く非常に勉強になったが、仮想的(のように)登場する"右翼代表"は(彼自身が他の場でなにを言っているのか知らないが)敵にするために登場させたようなものに感じた。論敵としてフェアでないし、右翼知識人のロジックだってこんなに馬鹿げたものではないだろう。左翼のよくないところが出ていたような気がする。
新しい歴史教科書を作る会の教科書が馬鹿げたもので、国家の介入なんてもっての外であることは言うまでもない。右傾化も事実だろう。しかしこのような描き方をし、これが仲間内で賞賛されているうちはなにも始まらないような気がした。いわゆる二項対立を基盤とした闘争は現代では困難に感じる。
もう少し対話の道筋はないものか。