【これぞ邦画の良さ、金持ちってのは悪いことしてでももっと金欲しがるよな】
銀行が舞台ってだけで汚いお金が動きまくりそうな展開を想像したけど、正にそんな展開どおりだった。しかしながら筋書きのレベルの高さやこのお金への執着心なんかは邦画ならではだなと思った。池井戸潤ぽさはばりばり、よう同じような会社系のストーリー考えられるわ。
ある銀行で起きた現金紛失事件をきっかけにして、色んなことが絡みあってくるストーリー。序盤は主演が佐藤隆太じゃないかと錯覚するけど途中からは良い上司の阿部サダヲだった。それぞれのキャラクターの描き方も絶妙だし、最後には悪い奴らをこらしめるすっきり要素もあるから日本人は絶対好きなはず。
あの現金がなくなったら支店総出で探すのとかきっとリアルなんだろうな、100万円は消えんやろうけども(笑)
犯人探しとまでは言わないけど、ちょっとしたミステリー感もあるし、あっという間に時間が過ぎていったかな。お金持ちってのは十分にお金持っていても何故もっと欲しがるもんなんやろうなあ？人間の性なんかねえ？
