今週の一本。
池井戸潤シリーズの数ある映画作品シリーズの中の一本。メジャー銀行の一角である東京第一銀行のバンカー達。しかし中身は人間なのでそれぞれに人には言えぬ闇を抱えて生きている。そんな中で現金の紛失事件から端を発する暗闇の入口。
誰もがまっとうとは言い難いものを持つ人々がどのような決着を迎えるのか。勧善懲悪ではない自らの手札を吟味してのポーカーゲームが魅力か。
これは今更言ってもしょうかないんだけど池井戸作品って同じ人が別々の役柄で出るから一つのユニバースになってるはずなのにこんがらがる。特に北川役の上戸彩が半沢花そのまんまなのでもうちょっとイメージ変えてくれるとだいぶ助かるんだけどなぁ。ホントに今更。
「アキラとあきら」のように映画として活きる作品もあれば今作のようにうーん、という作品もあるし難しい。でもある程度ファンもあるし計算できる一本だからこうして作られ続けているということなんだと思う。
