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スイート・マイホームのpokotanのレビュー・感想・評価

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)
3.4
ホラー映画かと思ったら、ある意味ではホラーではあるけど、全く怖くなかった。

斎藤工監督作。
子供の後ろを追っていく画であったり、魚を捌いてはらわたを取り出すシーンなど、やや奇をてらったようなカメラワークもあるが、割としっかりと役者を撮ってる印象。
エンドロールで、竹中直人さんどこに出てた?
父親役?全く分からんかった。

どう話を持っていくんだろうと、終盤のネタ明かし、ラストの衝撃の面白さはあるものの、やや疑問やツッコミどころが気になった。

まず、窪田正孝演ずる旦那が、地下に行くと体調悪くなる理由が良く分からんかった。
何度も押し入れから父親に虐待されてる兄の描写で、トラウマになってるのは分かるんだけど、閉所恐怖症なのかと思ったら、天井裏に入る時は息苦しくなっておらず、どうゆうこと?

また終盤で家に帰った時に、鍵が開いてて、家に入っていくんだけど、妻のひとみと子供たちはどこに行ってた?
どこかに行ってたなら、あれだけセキュリティしてるのに、何故鍵が開いてたのか。

そして、本田さんとの地下でのシーン。
意味不明に包丁を落として、鏡を見てたけど、何故すぐに刺さない?
また、60度以上の高温でどれぐらい経過したのか分からないけど、果たして生きていられるのか。
そして、その高温の中にやってくる本田さんの行動も、疑問。

役者は良かった。
不動産屋での甘利とのやり取りの、一回出て戻ってきて、「あんたか?」って言う時の窪田正孝の演技が最高だった。
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