かなり重い作品。
目を覆いたくなるようなエグい描写が多かったが作品として熱量があって引き込まれた。演技が悪いわけではないが、主人公のクリシュナがどう見ても大学生に見えなかったのがちょっと残念。
しかしインドの大学はあんなに政治的な活動を行えるものなのだろうか。そして安定のアヌパム・ケール。素晴らしい。
どこまでが史実に基づいたものかわからないが、ムスリムを超絶極悪非道に描いていて、これは反発があるなあと思った。
ただパンディットという存在と、彼らのカシミールに対する思いみたいなものを知ることができたのは、大きな意義があった。
民族や宗教、国の思惑がからみあって、カシミール問題は残念ながら今後も解決することがないような気がする。