このレビューはネタバレを含みます
大人のラブストーリーかと思ったらサスペンスだった。そしてやっぱりラブストーリーだった。脚本が良いと思ったら『盲目のメロディ』『Badlapur』の監督ということで納得。サスペンスという形をとった人間模様が観客の心にしみる。
そしてこの監督は音楽の使い方がとてもよい。『Agent Vinod』のRaabtaなどは本当に美しい。今回も音を効果的に使う。そこには無音の状態も含まれる。音楽での盛り上げ方を知っている一方で音のない映像だけでも物語を語る。
『容疑者Xの献身』のようでもあった。
絶望した男に美しい女性と可愛らしい少女は希望に見えたのだろう。日本で公開してほしい作品。
