さかなのこのくみのネタバレレビュー・内容・結末

さかなクンの本は昔読んだことがあったのでとても楽しみにしていました。

ご本人の出演は嬉しいけど、役どころはなんかモヤモヤした。

喧嘩のあとのイカのシーンでは「網！おるやん後ろに！」って家族と盛り上がったし、お父さんとお兄ちゃんが食卓に居ないことに気がついた時は悲しい気持ちになったし、お魚博士を笑う彼女に対しての感情を言葉も大きな表情の変化もなく表情した柳楽くんにはスゴイなって感心したり、心が色んな方向に動いた作品でした。

悩んで悩んで高級なクレパス買ったのにあの子の喜ぶ顔が見られなかったのが、脚色部分なのはわかってたけど切ない。

のんさんは肌も心も透明っぽくて、男性俳優さんではこのイノセントさを描けなかっただろうなぁと思った。
どこに何を配慮してるのかわからない配役で面白さや共感性をすり減らしてしまう傾向には残念さを感じるけれど、良かった。