主演がのんで監督が沖田修一で音楽がパスカルズなんて私としては観ないという選択肢は無いのに何故か観てなかった。さかなクンの映画という点でピンときてなかったからかもしれない。でも結果的に、今のところ今年観た中で1番好きな映画になった。
映画を観ながら、のんとさかなクンは似たもの同士なのかなと思うようになった。のんがさかなクンを演じているというより、さかなクンとのんが入れ替わった世界線での物語のようで、不思議な感覚がした。あと、男女逆転してるせいで、他のキャラとの関わり方に微かな違和感があるのも面白い（ここから恋愛に発展するのか？ と思ったら、そういえばこれは男同士という設定だった、と思い出すとか。逆に、女友達同士仲良くしてるだけだと思って観ていたら、いやいや、これは男女だよ、とか）。
のんが出てくる映画を観るとだいたい幸せな気持ちになるのでもっとたくさん出てほしい。
