釈迦堂

非常宣言の釈迦堂のネタバレレビュー・内容・結末

非常宣言(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までハラハラ・ドキドキ緊張感が半端なかった。興味ある人は是非映画で見て欲しい。あの音感と壮大さ、自分もその場にいるような感覚で入り込める。特に飛行機墜落寸前のアクションが、最高に凄かった。内容としてはタイムリーで、コロナ問題も重なるそれぞれの立場を考える時間だった。"拡大自殺"なんて悍ましい。もし自分が飛行機に乗り、感染したらどういう立ち回りになるのか。語れない状況。死にたくないのに、とてつもない恐怖を背負い、あんな言葉だけ残してなんて…泣く以外なかった。アメリカと日本の拒否も最もであるとは思う。ただ、日本の自衛隊襲撃はフィクションすぎ。仮に撃ち落としても日本にウイルス撒き散らすだけじゃないか。日本ももっと良い印象に捉えられるように頑張ろう日本。

「着陸しません。」あんな台詞聞いたことない。自分にそんな覚悟できるんだろうか。イン・ホウの「戻れ」の一言で勝った!って感じ堪らなかった。でも仮に着地に失敗しても、誰にも後悔はないというメッセージ性も感じた。地上のチーム長と大臣は本当によく奮闘してくれた拍手です。

考察は、最後のシーンは天国という捉え方もできる。なぜCAだけは制服なのか。みんな白い服を着ていて映像のエフェクト的にもふんわりした透明感。着陸成功でハッピーエンドでもどちらでもアリだな。議論をしてみたいところ。150分もあったが飽きず観れて面白かった。