Yuri

非常宣言のYuriのネタバレレビュー・内容・結末

非常宣言(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

新幹線の次は飛行機か。でも多分、船はない(^^; この世代の韓国人俳優は泳げない)。てか国際航空法どうなってんのよっていう。非常宣言、拒否権ないはずなのに世界中が拒否って(爆)冒頭からショッキングでグロい映像連発させて一気に緊迫感高まりドキドキした。ホラーかよっていうくらい怖い。てかイム・シワン、普段イケメン枠なのに夢に出そうなくらい怖かった。韓国の俳優さんって若手でもホラーな表情が皆上手くて本当にほの暗い怖さがある。飛行機が傾く際の映像も凄かった。日本じゃ作れないし、心にくるショッキングさでいってもハリウッドでもあまりこういう見せ方はしないと思う。人間の負の部分をグリグリ削ってくる感じ。てか、なんで酸素マスク降りてこないの?韓国の機体、酸素マスク21個しかないデンジャラスな機体が普通なの?(怖)話は航空法に戻って、ダイヤモンド・プリンセスの後、日本は海域にいる感染者を乗せた船を受けて入れていない(実はあの後もかなりの数が海で漂流していた)。今後、対応を変えるのかどうかはわからないが、成田のあの対応だけはあり得ないと思った。日本は上空侵犯されても殆ど威嚇射撃をしたことがないし、押されたら押し返す力のない国だ。ましては民間人が乗っている機体にあんな危険な威嚇が出来るわけない。軍事力がある国は他国も同じだと思っているのだろうか?戦争がなくならないわけだ。偶然か必然か、ウイルスの怖さもワクチンの危険性もどちらも描いているタイムリーな作品だった。韓国はとにかくエンタメ映画にかけてはてんこ盛りが大好きで、今回も飛行機なのにカーチェイスも銃撃戦もやや強引にねじ込んでいて凄いなと思ったら、ウイルスとワクチンのリアルまで入れてきたから、今後、ハン・ジェリムの作品は見逃せない。「観相師」も良かったし。本作はカンヌに正式出品されているが、「シークレット・サンシャイン」のソン・ガンホとチョン・ドヨンが再び共にカンヌに降り立ったというのも胸アツ。イ・ビョンホンは特に好きではないがそれでもスキャンダルを吹き飛ばす上手さだった。映画館の大スクリーンで観たかったな。リアルな世界はいつになったらウイルスの脅威から救われるのだろう(涙)
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