"I want to be normal."

　小さな身体に合うドレスがなく悲しむ女性Julka。ついに彼女の悲しみが爆発したとき、職場の同僚が口を開く。

　感動したけど、この優しさが感動の優しさじゃなくて当たり前の優しさになるといいな。ルッキズムのトゲが刺さる作品だった。

　照明の感じが好きだったな

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直近の鑑賞:Vimeo(22.03.27)

• #つくね用:短編
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【第94回アカデミー賞　短編実写映画賞ノミネート】
ポーランドの短編映画。ホテルの清掃係として働くユルカはバーで見かけた男性に一目惚れしディナーに誘われる。そのために彼女はドレスを欲するが…

非常に辛い話だった。救われない。小人症の女性が抱える悲しみがダイレクトに伝わってくる。

彼女はいつもぶすっとした顔でタバコを吸う。仕事の間もイヤホンで耳を塞ぐ。服装もこだわらない。そうやってしか生きてこられなかった。

そんな彼女が同僚に恋の相談をしドレスを着て化粧をしたときの嬉しそうな顔が美しかった。

だからこそその後がすごく辛い。ラストシーン、自分と同じ金髪、でも「普通」の女性の裸体を見て彼女は何を思うのか…

こういう「マイノリティの辛さ」だけを描くのは正直飽き飽きなのだが、主役の女性の経歴を見ると妖精やドワーフの役ばかり。多様性改革が進んできたとはいえやはりまだまだ難しいのかなと思うと切実。この役を演じた役者さんにとっても、キャスティングをした監督や製作陣にとっても重要な一作なのではないかと思う。

• #第94回アカデミー賞

"I don't give a shit about that dress."
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第94回アカデミー賞 短編実写部門ノミネート作品
バーで見かけた男性に一目惚れしたJulkaはデートのためお洒落しようとするが…。
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サイズが合うドレスが無く「普通の女性になりたい」と嘆くJulkaに寄り添う職場仲間の優しさが沁みる。
ルッキズムと性暴力、自由恋愛の歪みを鋭く描いた良作。