みきぴん

少女は、踊るのみきぴんのレビュー・感想・評価

少女は、踊る(2022年製作の映画)
3.5
「自殺したバレリーナの代わりに舞台の主役に選ばれたダンサーの苦悩を描くスリラー。プレッシャーで精神的に追い詰められたダンサーが、心を通わせる仲間と共に現実逃避していくが…」
    ーサイトよりあらすじー

「芸術は切迫
エンターテインメントとは違う」
芸術とエンタメと
どちらが上か下かでは無く
〝芸術〟にはいつも
〝狂気〟が付きまとうということ

ナタリーポートマンが
壮絶に魅せてくれた
「#ブラックスワン 」(2010)を
彷彿とさせる内容だったけれど
こちらは〝白鳥の湖〟ではなく
〝ジゼル〟

ラスト15分ほどは
〝ジゼル〟の舞台上演を見せつつ
映画もクライマックスを迎える

「#セッション 」(2014)にしても
そうだけれど
〝芸術〟を極めるということは
もはや
自分で望んで底なしの深い井戸を
降りてゆくようなものなんだな

そんな美しい狂気の世界と
スペイン語タイトルの
「Las ninas decristal(クリスタルの少女たち)」どおり
脆く危うい少女の友情が絡む

バレエのレッスンシーンや
舞台のシーンが見事で
美しく素晴らしくウットリ✨
バレエ好きの人にはおススメ👏
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