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“それ”がいる森のhideharuのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
2.2
2022.10.01 109シネマ名古屋にて鑑賞。ムビチケ利用。

今日はファーストデイの割引があったから朝からそれなりにシネコンはワイワイしていましたが本作は109シネマ名古屋でも割と客席の多いスクリーンで上映されていましたがガラガラでした。
自分は嵐というグループの良さが全く分からないです。さらにその中でも申し訳ないけど相葉って華もなければ影も薄い存在で彼の主演作なんて見たいとは普通なら思わないです。オマケに監督が「リング」が余りにも注目を集めてしまって、それ以上の作品を撮れていない中田監督だし、脚本家もろくな映画ない。
でも一応はホラー系の映画と思うと見ておきたいと思ってしまう自分がいる。いい加減、学習しろよ!と自分自身に言い聞かせたい。

しかしテレビでやっている本作のCMと劇場に置いてあるチラシをチラッと見たくらいだったので"それ"って心霊系なのかと思っていたらアブダクションものでした。
ちょっと意外。冒頭、なんで尾形が出てんだよって思ってたらもぎ取られた腕が飛んでくるけど中学生辺りがメインターゲットの映画だろうから血まみれ描写は期待できないね。

CGも安っぽいし、例の乗り物もデザインから何から酷かったです。
あとドラマも小学生の日常を見せられたり、父と息子の親子愛とかどうでもよくてその辺を短くしてもっと怖い描写を増やして欲しかった。
ただ日本ではこの手の映画は金が掛かるし動員を期待出来ないから滅多に製作されないジャンルだと思う。考えてみても邦画の本格的なアブダクションの映画は思い当たらない。そういう意味では興味深いし、多少ではあるけどこの映画を製作しようと思った人には敬意を払いたいです。でも映画の出来が良いわけではないですので。その辺はまた別の話。

映画を見ている間ずっと気になっていたことがあって主人公の別居中の小学生の息子が世田谷から福島県までタクシーで乗り付けやがって、でも運転手さんに大金を渡している様にも見えなかったから意外と運賃安いのかなとか気になってた。お釣りまであったし。
地図で見ると東京から福島ってかなり遠くみえるけど。

あとエンドロールで実際の昔の新聞記事や写真、映像を見ることが出来てやはり福島には○○○の基地でもあるのかと思わせるのはグッドアイデアでした。

宣伝からしてやはり"それ"の正体はネタバレになるのかな?
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