期待してた作品だっただけに、見応えある作品で嬉しかった。
原作を読んでないだけに新鮮に観られた一作だった。主人公に感情移入しまくった反面、彼女の周りに出てくる人物だちはキッパリ愛と憎に分かれたかな、と。
主人公の生い立ちからいきなりのどん底、そこから這い上がる描写、でその後に待ってる…(以下ネタバレになるため省略)。その合間合間に挟まれるシーンも含め流れが非常に綺麗に纏まってる作品。だからこそキャラクターの心情や自分の感想に率直に向き合える。
一つ残念だったのは、最後の流れがたたまれすぎてて急いでる感が拭いきれなかったこと。まるでその手前まででどれだけ尺を使っちゃってるか考えず編集していって「やべえ!」となったから最後の一連を超簡略化して付け足した感じ。
全体尺がもう少し長くなって良いからもうちょっと丁寧に終わらせて欲しかった。
でも「とあるお話を語ります」/「ヒューマンドラマ」系の作品がお好きな方にはかなりオススメの一作です。