ミナカ

2046 4Kレストア版のミナカのレビュー・感想・評価

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)
3.3
恋する惑星、天使の涙と鑑賞してからの2046。

花様年華は未鑑賞。リンクしているようなのでまたこちらを鑑賞したら感想がまた変わるかもしんないです。

恋する惑星等で顕著だった独特のカメラワーク、スピーディに雰囲気を切り取る手法は減り、代わりにゆったりとした60年代の香港を描写。音楽といい従来のWKWとはまた違った感触。

まずお話しが過去と現在を行ったり来たりと、更に小説の中に飛んでこちらでも過去と現在が飛んだりで、かなりややこしい。というよりお話し自体はよくある題材で、本質はここじゃない気がするので、頭空っぽにして観るほうが楽しめるんじゃないか?🤔
お茶やお酒に添えるBGM(バックグラウンドムービー)として楽しむのがベストなんだろうか?
映画として向き合うか、一種の芸術作品として楽しむか?それによってこの映画が発する魅力にかなり差が出ると思います。

キャスト、演技は本当に素晴らしい!!
独特の間やまばたきのタイミングとか、非の打ち所がないがないほどでした。

今回4Kでの鑑賞。荒れた壁の模様や肌の質感の写りにかなり拘ってますね。WKW作品はこういうところに楽しみを見出せて、新たな視点をくれるところが魅力の1つでもあります。
ミナカ

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