くう

ソウルの春のくうのレビュー・感想・評価

ソウルの春(2023年製作の映画)
4.5
あの『光州5・18』『タクシー運転手 約束は海を越えて』の光州事件の切っ掛けとなる軍事クーデター、12.12軍事反乱を描いた史実ベースの作品。


こんなアホな無計画軍団が勝てるわけがなかろう……と思いながら見ているのにクズ団体がどんどん優勢になっていくさまが、本当に恐ろしい。


人間の勝ち目って、それが嘘でも説き伏せる演説力と、実行力と、「仲間を作っておくこと」なんだなぁ……と見せつけられた。


「失敗すればクーデター、成功すれば革命。」世界各国、日本でも歴史上 起こり続けてきた真理。


どんなに正しくても一匹狼は数の前にはねじ伏せられる。


押せ押せの迫力と韓国名優たちの競演で見ごたえある1本。


ところで……ファン・ジョンミンさん、ファン・ジョンミンさんだって言われなきゃ誰だか分からなかった……
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