軽率

ソウルの春の軽率のネタバレレビュー・内容・結末

ソウルの春(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

おじさんばっか出てきて見分けがつかないし、組織名も全然わかんないし、ついていけるかどうか…と最初は不安だったのだけれど、各おじさんの立ち位置(対立/協力関係や性格・高潔さ?)がわかり始めると俄然飲み込みやすく面白くなった。チョン・ドゥグァン(というか演じたファン・ジョンミンというか)がめちゃくちゃ嫌な奴に見える!演技が良いので、嫌さが増す。口が上手いのも憎いし、あの高笑いと言ったら!
歴史的事実なので結果は決まっているのに、イ・テシンができる限り最善の手を打って対応してぎりぎりでしのいでいるのをつい応援したくなってしまう。いい線行ってたじゃん!最後、戦車数台で敵軍と対面の時も野砲隊ってあれ序盤で訓練してた場所か!ってめっちゃアツい展開だったしさぁ。国防長官の腰抜けめぇ…。まぁ、野砲隊が攻撃したら一般人もいたあのあたり火の海だから勝っても負けみたいなもんだけどさぁ。軍内の対立から起こる首都の状況も、前線から部隊を引き上げること(=北の脅威が増す)まで話し合っているという状況も、危機感で破裂しそう。日本、というか私の頭の中、平和すぎる。そんなわけで、めっちゃ展開にハラハラ腰抜けおじさんにイライラしながらも、第2空挺旅団だったかな?あの晩、そんなに行ったり来たりしたの?!と笑ってる場合じゃないのに少し笑ってしまったりもした。

イ・テシン役のチョン・ウソンの顔が好きです。と思ったら『グッド・バッド・ウィアード』の良い奴の人だった!好きな顔は年を重ねても好きってことが判明してしまった(好きな顔なのに覚えてなかったということも判明してしまった)
軽率

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