このレビューはネタバレを含みます
観ました。
クーデターって難しいのだと思いました。
朴正煕暗殺事件により、韓国では政治的に混乱が生まれていた。その状況でクーデターを行い実権を握った全斗煥の話。
クーデター。緻密に計画しても難しいのだと思った。案外、物事は考え抜かれた末ではなくちょっとしたきっかけで崩れるのかもしれないと思う。
中盤、いよいよクーデターを行うがメンバーも乗り気ではないし、重要人物も足止めできていない。
それでも、「失敗すれば反逆、成功すれば革命」の言葉で鼓舞し周りを巻き込んでギリギリまで粘って勝利をもぎ取ったのはすごかった。「いけちゃうんだ…」と思う。
映画であれだけ地味なので、たぶん、実際はもっと地味なのだろう。
現実でも色んなことが起きているけど、気づいたら終わっている。世の中は大体そんなもの。けれど、確実に自分の生活も影響を受けてしまう。
だからこそ、「何があったのか?」を描かれていることは大切だと思う。