柊

ゆめパのじかんの柊のレビュー・感想・評価

ゆめパのじかん(2022年製作の映画)
3.8
子ども関連第二弾。さてこっちはどうかなぁ。

南武線の線路脇からちょっぴり見えるゆめパ。
知らない時は何か不思議な空間が木の間から見えるけど、何だろ?ってずっと思っていた。

私の住んでいる地域にも子どもの為の公共施設は存在する。全部を知っているわけではないけれど、家から歩いていける所は、18歳までは登録すれば誰でも使える。広い外芝生や体育館、調理器具や工具を備えた部屋、赤ちゃんの部屋、スタジオ等々至れり尽くせり。私は子どもの入部仕立ての卓球の練習に付き合ったりしてそこそこ楽しかったり…

地域にもよるけど、子どもの為の施設が充実している場所はそれなりにはある。こういった公共施設もそうだし、大学が近くにあれば学生さんのサークルで子どもの為に活動しているとかね。公立、私立にこだわらず独自の取り組みをしている学校だってゼロではない。またそういう環境のある地域は保護者や地域の人も理解がある。

なのに悩める子どもは一向に減らないし、むしろ行き場のない子どもが増えている日本とは?
学力偏重環境が決して子どもを幸せにはしないし、多様性が求められる今、判で押したような性格より生きる力のある個性的な子どもがいても良いという考えはかなり市民権を得ているように思うけど、子どもをめぐる環境はそんなに変わっていないような気もする。
何故なんだろう?

学歴や環境ではなく、本人の好きな事を心底楽しめる大人になれ〜っておばさんは叫びたいよ。
だから本気で日本の未来を良くするために政治家を目指しても良いし、作品にもいたけど投資家になっても良いと思う。
それが自分と誰かの為に生きる事に繋がるなら。
ここでの経験から人はみんな誰かに支えられて生きているって知ったと思うから。
柊