ツネイシ

ターニング・ポイントのツネイシのレビュー・感想・評価

ターニング・ポイント(2021年製作の映画)
3.7

『俺がニーチェを語ると可笑しい?』


チビで若ハゲが進行して毛皮の帽子
と抗うつ剤だけがお友達の大学生の
ルドヴィコ。

様子を見に来た父がほぼ引き籠り
状態の彼にお説教して帰った後に
長身で精悍なビジュアルの青年が
闖入して来る。

彼はこの街のマフィアの金を盗み
逃走に失敗してルドヴィコの部屋
に飛び込んだ、名前はジャック。

直ぐに追手がかかりルドヴィコの
アパートはマフィアのパシリ小僧
どもに包囲されてしまう。

隙を見つけて包囲を抜ける算段が
つくまでジャックはルドヴィコの
家に潜伏する事にする。

最初はルドヴィコを舐め切って
父親以上に容赦なく駄目出し。

だがルドヴィコが隠れてシコシコ
描いてる漫画を読んだジャックの
態度は一変する。

お隣さんから食料を失敬する冒険
などを経て仲良くなってゆく2人。

ジャックはルドヴィコの描く漫画
を賞賛し、彼が仲良くなりたいと
思ってる上の階の彼女との橋渡し
をし、彼女に復縁を迫ってる男を
ボコったりする。

このお節介のせいでマフィアは
ジャックの居場所を知る事に…。

マフィアの追手がルドヴィコの
部屋を二回訪れる。

一回目は水道局、2回目はガス屋
を装って。

2回目の時に部屋を捜索するのは
マフィアの懐刀的な殺し屋で変装
すらしていない😅

こいつは失敗した部下を容赦無く
殺す恐ろしい奴なんだがこの場面
で迫力満点な上にお洒落な殺し屋
がルドヴィコよりチビなのが判明
する😅

追い詰められたジャックと匿って
いたことがバレたルドヴィコたち
の運命は……。

2人のバディ感がなんか良くて。

ラストはかなりグッと来ましたよ。

導入とエピローグでかかる歌も良い。
ツネイシ

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