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ゴジラ×メカゴジラのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
3.5
よっしゃ、ダメ押しの“平成”ゴジラだ。
久しぶりに観た。
釈由美子も久しぶりに観た。綺麗。まずそこは。

『ゴジラ』シリーズ、第26作目。
個人的にはこの頃のちょっと顔が平べったくて目つきがイカついゴジラが1番好きかも知れない。
破壊力も純粋に暴力的な強さだし。

改めて観たら出演者が豪華すぎる。さすが東宝の“ゴジラ”。
そして、“メカゴジラ”。これで3代目なのかな、“メカゴジラ”、いや、“3式機龍”。

そもそもこの釈由美子“メカゴジラ”26作目は、ここまでの話が色々仕切り直されてるというか、新基軸の話の感じっぽい。

ここに出てくるゴジラは“2体目”と言う説明がある。
これは昭和初期の『ゴジラ』シリーズで、1体目は人類が“オキシジェンデストロイヤー”なる薬品で海中で溶かして倒した話に由来する。

そこから今回は出現したゴジラを見て「“2体目”がいたのかー!」と騒ぎから始まるので、1950年代の初期のゴジラの流れを汲んでそこから色々飛び越えてきた作品、と言うことなのか。

このメカゴジラはそのかつて溶かされて滅ぼされた“1体目”のゴジラの骨が海で(急に都合よく)発見されて、その骨髄液からシステムのベースが作られる。

だから今回のメカゴジラは“ゴジラの生きたDNA”で稼働する。
そうした背景から、発明された最新鋭のヘビー級のメカゴジラはゴジラに干渉して、暴走したりする。

メカゴジラなる兵器は毎回すごい性能と破壊力を持ち鳴物入りで登場するが“対G”という戦果で言えば、一筋縄ではいかない。

でも、毎回胸部に最強武器を仕込むのは変わらないんだな。トレードマークなのか、もっと別の武器パターンできそうなのに、、、とは思うが、色んな撮り方や演出的に特撮映えするんだろうな、きっと。

今回の3代目のメカゴジラ、“3式機龍”は最新鋭らしく“遠隔操作”。これはなかなか軍事的にも最新鋭の技術ではある。

機動性にも優れ、ミサイル、電磁波、そして、胸部の“絶対零度砲”も搭載。
腕からナイフがビュッて出てきたり、ロケットパンチみたいなことするし、地味に“仕込み武器”も多くあり、3代目にして3代目らしい最強感がある。

「見せてあげるわ、“機龍”の性能を。」

って、このセリフは。あっちのモビルスーツの、、、。

そんなことよりも、相変わらず倒れたら起き上がりにくいというのと、動力源の電力が足りないという“巨大ロボ”ならではの弱点をどうにかした方がいいのでは、とは思いつつ。

画面上にはゴジラとメカゴジラの2大怪獣と、豪華俳優が右往左往するシーンが多いので、動きは多いが少しゴツい、、、全体的にむさ苦しくてゴツい。

そのむさ苦しさと、ゴツさ、これを全て一手に背負うのが、、、そう、釈由美子。
彼女が持てる力全てでこれらのむさ苦しさとゴツさに挑み、中和に挑戦する。

『ゴジラvsメカゴジラ』であり、『釈由美子vsゴツさ』でもある平成のゴジラ“対G”戦闘お祭り映画。

色々指示系統と命令を無視して“機龍”に乗り込むあたりから“機龍”に話しかけて謎の絆を発動し始める釈由美子の“無双”感、ハンパない。

アツい。
そして、最終的にはゴジラが強すぎる話に他ならない。
たぶん、たぶん、、、“我々の勝利”ではない。
その辺、釈由美子だけがわかってる感じが素敵。

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