よ

アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャーのよのレビュー・感想・評価

4.0
1年ぶりに鑑賞、今回は人と一緒に。

否が応にも宇宙を意識せざるを得ない60年代に暮らす少年の回顧録。リンクレイターお得意の膨大なカルチャーの引用は本作にも健在で、個々の小ネタは誰に伝わるんだよと言いたくなるほどのニッチさ。狙い撃ちする層が狭すぎるのにも関わらず、じっくりと郷愁には浸らせてくれない矢継ぎ早な編集がいい塩梅にマニアックさを相殺してわからないのに観ていられる。アポロ11号の話題からは逸脱したカルチャーの話題に終始しながら、そんなことはどうでもいいからもっとこの時代を見せてくれと懇願するくらい語りが面白い枝葉末節映画。Hawaii Five-Oのテーマで毎回テンションがぶち上がるんだよなあ。こういうダラダラと緩慢した映画をもっと見たいです。
よ