影屋れい

哭悲/The Sadnessの影屋れいのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
2.5
『哭悲/THE SADNESS』。監督は《ロブ・ジャバス》氏ですが演出面やエンディングに何というか《ロブ・ゾンビ》味を強く感じる。まぁ、それはさておいても、人間の醜さをこれでもかと描いた秀作。最初から最後まで胸糞悪い。台湾が作成した映画で劇中演説の「中華民国民として」は最高に皮肉が効いていますね。いや、或いは本当にアチラを支持したものなのか…?この映画の作成時期は正に《コロナ事変》であり、カオス。世に残る出来事を忖度なく強く風刺したモノだと信じたい。もしも長生き出来て後の世に「この映画は何だったのですか?」と若者に問われたら「昔はのぅ…」と色々語り継ぎたいですね。
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